弊館の合鴨日記

 当年度6月初旬 第一弾合鴨 を 22匹購入し自宅小屋の中で育てましたところ、私の勉強不足のため
 毎日2匹程度死んでしまい、何故に死ぬのか最初はまったく理解できませんでした。
実は寒さのため、死んだものと思われます。私はかもは冬の鳥と認識しておりましたが。親鳥のいない彼等が己の体温を確保する手段を持たないのですね

 一度夕立の折、簡単なプールにて泳がせておりましたが、雨が激しく降ってきた折、彼等は当然雨の当らない場所に避難するもの
と思っていたのですか、雨の当ったたまま寒さで痙攣をしているでは有りませんか、あわててファンヒーターをだし、まるで焼き鳥にするように
厚い熱風に当てたところ10匹の内9匹が生き返りました、残念ながら1匹は寒さのため死んでしまいました。
 最終的に現在9匹生き残り現在、15 aの田んぼの畦で軽四ワゴンを宿舎として、宿泊の訓練を致しております。夜間はイタチや狐から昼はトンビや
カラスから守るため、私の合図により宿舎に入るように訓練3日目ですがなかなかゆうことを聞きまぜん。7月9日に洋々夕方何の合図もせずに宿舎に
入っておりました。

 なかなか、私の合図を理解してくれません、夕方に自然と宿舎に入ってくれれば、彼等の生存率のアップか可能と思われます。

 来週には完全放流とし、厳しい試練に、一般的に言われている5割生き残るかどうかが問題です。一応カラスやトンビに持ち上げれない
大きさになったんですが。




        ↑ 弊館第一弾メンバーです9/22匹生き残りの精鋭です。



 前回の失敗にこり、第二段を購入いたした、今回は寒さに死ぬこと無く順調に生育していたところ、またまた失敗を致しました、わずかな隙間
から、野良猫が進入し25匹のうち12匹をかみ殺してしまいました、幸い私が偶然覘いたため、全滅は免れました。
 猫という動物は獣ですね、猫科動物のうちトラや、ライオンは 食する分だけ獲物を殺すと認識いたしておりましたが、猫は己の縄張りの動物
を全て殺し、後でゆっくり食べようとするのですね、イタチは捕獲できた対象動物を全て生血を吸うと聞いてはおりましたが。又昔の野良犬も同様
の行為をすると聞いてはおりますが。


      
         ↑ 弊館第二弾メンバーです13/25生き残りの彼等も精鋭です。

 幸い、その後猫を散々懲らしめてやりました関係か、己の縄張りの中に更に上位の縄張りの支配者がいることを体をもって認識したのか
出てきません。前回の折檻の痛さを忘れたら再度狙うかも知れませんね。

弊館において宿泊jの皆様に合鴨米を食していただこうと思っておりますが、収穫時期が9月中旬のため、今年の夏は残念ながら食していたく
訳には参りません、来年には 宿泊の皆様に食していただきたく努力を致します。乞うご期待。

 今回の試みが成功すれば、稲作対称面積を拡大し50アール 米にして40俵(2400kg)に拡大し、通販販売を試行予定。

平成15年7月10日

   夕方 呼べど、叫べど 何の反応なし、仕方なく 棒で宿舎へ追い込み。
平成15年7月11日
   本日 囲いの網のわすかな隙間から、田んぼにでており、その隙間を忘れてしまい、宿舎ワゴンの周囲をうろうろしており、
   私の呼び込みにすこし順応、ようようにワゴン宿舎にはいる。
平成15年7月12日
   合鴨の姿がまったくみ当らず、一瞬何者かに襲われ全滅がと思いきや、私の合図に田んぼの中より反応あり、喜びIいさんで宿舎に向かって
  走りよってきました、私も感激のあまり、少し餌を多めに奮発いたしました。餌を沢山やると、私のいう事を良く聞かないので、関心しないのですが。
  明日は第二弾の合鴨を田に放そうと計画中です。

 彼等の住処は正に田んぼですね、稲株の間を大変喜んで、草やムシを食べ、克、水浴びをして ”正に水を得た魚” という感じです。
第2弾の合鴨は此の頃元気がありません、檻の中で飼うのは限界の時期であると判断できる時期です。

平成15年7月13日

 第二弾 の合鴨を本日第一弾の合鴨と同一の宿舎(軽四ワゴン)の中で合流させてみました。
合計16匹になりますと、少し狭いようです、生後一ヶ月の差が有りますとやはり先発隊のほうが、新規参入者をいじめますね。
 これは、人間社会等とも共通の事ですかね、何とか数日のうちに打ち解けてくれるといいんですが。
 結果的に先発隊のほうが、私の合図を理解してくれるようです、 先発隊のほうが実験用で、後発隊の本命のつもりでしたが、現時点で、
 は先発隊の法が優秀で、後発隊は今後私の世話やかせてくれる厄介ものの可能性があります。 先発隊と後発隊は購入先が異なるのですが、
 ただ単に、生後の月数の違いだけかな、結果はまもなくでると思いますが。

 我が家の宿舎 及び、ワゴンの中の糞の処理をいたしました、大変です、しかしながら重要な副産物も作ってっくれるのです、いわゆる鴨糞です、
鶏の鶏糞は野菜の肥料に大変よく、野菜が大きく、勢いよく育つのです、それを活用し、野菜を沢山食したいと思います。

平成15年7月20日
 合鴨第一弾と二弾ともようように仲良くなりました、やはり先発隊のほうがグループのリーダ^として圃場で活躍しております。此の頃夕方
軽四ワゴンのかなへ収納のため、勿論その折に餌を与えるのですが、私の掛け声を聞くや遠方より一目散に私の近くに擦り寄るようになりました。
大変かわいいものです、ワゴンの中で餌をやると全て車の中で餌を食う様にたり、大変効率的となり、私の負担はまったくなくなりました。

平成15年7月23日
 何時もの圃場(田)より本日は移動し我が家の別の田へ引越しを致しましたところ、夕方何時もと同様に畦のところで私を待ちつつけております、
早速ワゴンの中へいれ餌を与えてやりました。
 今回の実験が成功することにより、除草キャラバン隊としての活躍が期待できます。明日もまた、弊館の別の田へいれ、稲作t田の除草キャラバン隊として、
活躍してもらう予定を致しております。 何かしら旅館の経営よりも順調に進むのかいいですね、人間相手はなかなか難しい点が多々あり、しんどいですね。
 この方法がうまくいくと、合鴨にてt田の除草の請負業が可能かも、稲作にとって障害となる”カメムシ”の駆除と”悪い草の除去”に大変効果がありますが
本年懸念されています、”いもち病”に効果が無いのが残念ですが。

平成15年8月04日
 18匹の除草キャラバン隊の結成となり、順調に我が家の田を移動していたのですが、近日隣接の田へ入るようになり、
又稲の穂をついばむ様になりました、これはいけません、近所に迷惑がかかります。早速弊館の休耕田に移すことに致しました。

 それと富に、一匹私の指示に従わないちんちくりんの合鴨一匹が発生し克、悪いことにそのちんちくりんがリーダーのため、半数が野宿するために
なってしまいました、回収に時間と手間が大変かかりましたので、その一匹を勘当することに致し、群れより隔離いたし、宿舎にいれずに、軽四ワゴンにていれずに
放置して、本来の場所に移動いたしました。
 後から必死に車を追いかけてきましたが、そのまま放置です。おそらく稲刈りが終われば、狐かイタチの餌食になり、長生きは出来ないでしょう。

 どうしても集団の生息においては、1割程度その様なものが発生するのは 生き物の世界では当然なんですかね、面倒を看るのもいいのですが、
そのために10倍程度の手間がかかり、その一匹のために振り回される事になるますが。 今忙しい最中なので一番簡単な方法を選択いたしました、あまり
にもちんちくりんなので首をひねって食する段階にまでいっていなかったのが、本人には幸いしましたかな>

平成15年8月j06日
 先日勘当しtた合鴨の件ですが、その後放置した田の草刈をしてのですが、いっこうに姿を見せません、草刈の最中排水路で、イタチの子供を2匹発見いたしました、
私もイタチの子は始めて見ました、大変顔を大きく、とてもかわいいと言う存在ではありませんね、おそらく数日のうちにイタチに遭遇し、食べられたものと思われます。

平成15年 8月 12日 
 最終自宅で飼っていた白い合鴨を当初のみんなの群れと一緒にしましたところ、本人は昔の一緒にいた仲間と思い、群れの中に入ろうとするのですが、他の
みんな和白い鳥が追いかけてくると重い逃げ惑うのです、白い合鴨は必死に合流しようとするのですが、他の合鴨はこれまた必死に群れで逃げるのです、白い合鴨は
宿舎で飼っていた為、脚力が弱く、途中でへたったり、つまずいたり、こけたりするのです、それでも必死で追いかけるのですが、なかなかみんなと合流できません、みんなは
というと、しつこく白い変な合鴨が追いかけてくるので、逃げるのに必死です、見ていると大変こっけいなる風景で思わずわらってしまいました。
 当日はとうとうみんなに相容れられずに一人田の中で野宿いたしたみたいです。

平成15年 8月 14日
 ようように、みんなに受け入れられたようで、軽四ワゴンの中に餌を与えるとき入ってきました、野宿したものの、外敵に襲われ無かったのですね、

平成 15年 8月 16日
 隣地の田に入り、稲穂をしごいた、ついばんでいるではありませんが、これは生けません、隣の田の耕作者にしかられます、急遽網を60m張ることに致しました。

平成16年春
 当年度はメス6匹 雄10匹でやります。春とにかく卵を産むのです、鶏と間違えるぐらい毎日卵を産むのです。最初のうちは生むだけでとても暖めるような事でなく生みっぱなしと
いうところでありますが。次第に周囲が暖かく雛を育てる環境が育ってきたのでしょう巣を作り一羽あたり8個から10個程度卵を温めているではありませんか。当初一緒に購入した方
殻譲り受けたアヒルなんかは20個の卵を温め始めました、6匹のメスが合計60個程度暖めていたため、当年度の雛の購入は中止いたし、雛がかえるのを楽しみに待つ毎日でした。

 親鳥一年生なのでうまく卵をかえして、雛を育てるか大変心配しておりましたが。その心配は現実のものになりました。小屋の中にカラスが侵入し、暖めている卵を20個程度食べて
しまいました。対策として、鴨の小屋を屋根から網をはり進入を阻止いたしましたがわずかな隙間から進入し卵を盗み出してしまうのです。一方 6匹のメスのうちうまく雛をかえしたのは
一匹のみで後は全滅でした、アヒルなど30日程度20個の卵を温めていましたがいつまでたっても卵がかえらないのでごうを煮やしたのか全部自分で食べてしまったようです、もっとも
雄のアヒルがいなかったので雄の合鴨と交配していたようですが体の大きさが異なるためペニスが大きなメスにととかなかった可能性があります。いわゆる無精卵であったの思われます。

 一羽のみ完全費雛を孵しましたが、雛が少し大きくなるとわすかな隙間から外に出たときにカラスの餌食になってしまいました、また大きな蛇もいるためその餌食になった可能性があります。
そんなこんなで、一匹も大きくする事ができませんでした。

平成16年夏
  現行の合鴨総数で合鴨稲作を実行いたしましたが3反の圃場では必要数が足りなかったか除草にはたいした効果はありませんでしたが、カメムシらの駆除には効果があったのおもわれます。

平成16年秋
 小生糖尿病より白内障を発病しあまりやる気をなくていたため合鴨米の通信販売もすることなく無為に日々を重ねておりましたが、手術をいたしようように視力が回復し体力もついてきたため再度挑戦の気概が出てきたのでありますが、今年の最後の台風には大変な目にあいました、合鴨の小屋が台風でつぶされてしまってのです、それを数日放置いたしていたところ狸に襲われ3羽程度を食べられてしまいました、またそのあをりを受け4羽程度逃走しもどってこなくなり、ました。

平成17年度春

 最終メス1羽雄3羽が現状です、今年度は新規にまた雛を購入いたそうかと思考いたしております、いろいろ勉強させてもらいました、餌付け訓練、リーダーの育成、合鴨同士のいじめ、
合鴨には人間と異なり地境いはありません、日々の基本的な訓練をいたしておればすう百羽程度は容易に管理できます、ただし餌代金は覚悟する必要があります。
 
平成17年5月
 今年度は数匹の幼雛を購入しようかな、資金の問題もあり現在検討中です。


平成17年6月 本年度は合鴨22匹 アヒル2匹を購入いたしました。日々の仕事に終われなかなか購入できませんでしたが、現在かなり大きくなりましたので7月中旬田へはなそうかとおもって
おります。前々年度の生き残り4匹と一緒にし除草作業にいそしんで頂きたいと計画いたしております、。

平成17年7月12日
 現在 新規の雛用に小屋を建設中です、屋根を作ると去年みたいに台風で壊れる事になる可能性がありますので、今回は屋根をつけない周辺を木材で積み上げるウッドデッキ形式で建設すること
と致しました。よく考えると彼等には屋根は必要ないのです、本来水鳥ですので、彼等は人間で言うところの天然のレインコートを着用しているのです、それも水を弾く羽毛というのを着用しており、雨降りなどかえって喜んでいる風があります、其れにきずくのて3年を要しました、よく考えると人間の常識と彼等の生態は異なるのですね。
 其れと彼等は”合力”をするのですね、隣の田へ入らないように網で囲いをしておりましたが、なぜか隣の田へ入ってしますのです、何故か? しばし観察を致しておりましたところ、仕切りの網を数匹でよいしょ よいしょ と 網をおしひろげているではありませんが、そして数回で網を押し広げくぐり抜けて出て行くのです、其れを他のグループも見ていて真似をして、出て行くのです。 すごい まさに
感心させられる光景です。

平成17年9月4日
 新しい雛も大分大きくなりました、しかしながら 早速3匹をカラスに取られてしまいました。 カラスが集団で狩をするのです。ウッドデッキの小屋が完成する前に
軽ワゴンを宿舎にし、周りに漁師さんが利用している網をワゴンにすっぽりと掛けていたのですが、仕事の都合でワゴンのドアを閉めにいけなかったのです、網に囲ってあるので、カラスは勿論の事
鷹や狸、狐などが襲っても大丈夫と思っていましたところ、カラスの集団による狩の対象となったようです。雛も少し大きくなると知恵がつき、カラスの威嚇されると、自分だけ助かろうと群れから離れ
逃げるのです、そして網の目に頭を突っ込み身動きできなくなるのです、そのチャンスをカラスは見逃しません、脅し役と捕獲役の役割分担のもと雛を捕らえるのです。私が発見したときはすでに食べられ、頭と、足が残っておりました。惨いことをすると思いますが、カラスにとっては鳥の雛は単に餌に過ぎないのですね。
 これはいけません、早急にウッドデッキの小屋を建設完成し、又網をすっぽりかぶしました、もう安心です。

平成17年9月1日
 田んぼへ雛を放し、呼び込みの訓練をいたしており訓練の成果もあり、餌の欲しさも手伝い,我を争そって食事にかえってくる訓練はできたのですが、不運な事が発生対しました。どういうわけが解かりませんが、何故か 発育不良のアヒルと思われる雛が3匹いたので有ります、アヒルなのでもう合鴨よりも大きくならないといけないのですが、何故か発育不全なのです、そして合鴨と競って餌を
食べるのですが、合鴨のぶちかましに合い、ぶっとばされ、踏みつけにされ、みるも情けないものです、でも負けずに必死に餌を求めるのですが、他の大きな合鴨にぶつかるたびに、弾き飛ばされ脳震頭を起こし、ふらふらと立ち上がり再度餌とりに挑戦するのです。

 先日その私の訓練が順調であり、早いもの勝ちの餌の与え方で、極めてうまくいっていたのですが、その発育不全のアヒルの一匹が2番で餌場へ入ってきたのは好いのですが、草の根っこに躓き
頭からスライディングしたまではよかってのですが、勢いあまって首の骨を折ってしまったのです。しばらくは起き上がろうと努力を致しておりましたがとうとう、やっぱり死んでしまいました。雛の間は頭は大きいのですが、首はまだそれについていかないのですね。豚なら頓死というところですか。可愛そうな事をしました。

平成17年9月07日
 目下稲刈りのシーズン先日田合鴨を放っていたのですが、今年のコシヒカリは株の伸長が例年より5センチから10センチ長いため、自身の重さで倒伏しかけている為、稲穂が容易に雛の嘴の届く範囲に垂れ下がってきたため穂をついばんでいるではありませんか、 これはいけません我が家の田での少量の稲穂のついばみはいいのですが、隣家の田へ入ると苦情がいきます、稲刈りが済むまで放し飼いは中止と致します。幸い今回の台風の小屋への被害もなく、順調に推移いたしております。
 心配の種は稲刈り後の鴨です、当然鷹や隼、トンビ、カラスの縄張りのなか、彼等の隠れる場所が当然なくなるわけですがらおそわれる可能性が高くなります。大きくなるとカラスに襲われる事はなくなりますが、トンビ、ワシ、鷹、隼となるとまだまだ食物連鎖の関係上所詮獲物でしかありません。
 特に夕方に襲われ、昼の間人間が農作業をしている場合は何故か襲ってきません遠くから目をつけているだけなのです。
平成18年春
 平成17年度の合鴨は当初より発育も悪く、病気がちで有りました、中雛の時点で平成17年秋でありましたが1週間単位で数匹ずつ死亡致しました。
野外に放すと猛禽類に食べられると野外飼育をあまりしなかったのが原因で田んぼの中の虫類をあまり食せずに穀物を中心にやったためか、どうも弱かった
様に思われます。
 一部は放し飼いの折、狐か狸に襲われたように思われます、他は病気で死んでしまいました。平成15年当春に育てた合鴨は最終的に4匹生き残っていたのでありますが、夜店の金魚を庭の池に放すと、これまで生きていた従来の金魚が死んでしまうと同じ現象が起こりました。病気が移った様に思われます。
 今年度は多忙につき新規の購入はお休みいたしますが、次年度は再度挑戦いたしたく思います。
 私の合鴨日記につきご質問、アドバイス等ございました等メイル等頂ますと大変ありがたく存知ます。